【カンブリア宮殿】道の駅が生む集客力

2014/03/20(木)放送

道の駅は国が始めた事業だが、設立は地元自治体が企画し、民間が運営していくものである。平成25年10月11日現在で1,014駅が登録されている。しかし、すべての道の駅が順調にいっているわけではなく、つぶれる道の駅もある。今回はその中で集客に成功している2つのケースをみていく。全く違うケースであるが、それぞれビジネスのあり方を考えさせられるものである。まさに今日本が必要としている地方発のビジネスの発展の大きなヒントになるのではないか。

萩シーマート

ここは、中澤さかな氏による強力なビジネスリーダーシップにより成功した例である。中澤は道の駅の成功請負人と言われている。彼の言うところの道の駅の成功の秘訣は・・・
・観光バスとの決別
・地元食材にこだわる
・ネット販売はしない
・ゆるキャラを使わない
  といったものだ。
  萩シーマートでは地元のおいしい魚を活用し提供し地元の顧客を集めている。いままであまりフォーカスされていなかったこのおいしい魚を地元の人に提供することにより大きな発展を遂げている。地産地消という言葉もあるが、観光客相手のビジネスではなく、地元の顧客にターゲットセグメントを定めたことが、萩シーマートの成功の要因だ。あくまでこのコアターゲットをベースに、観光客やその他の地域の顧客にも対応していくというスタンスだ。
  ビジネスの基本は、「誰が(一番大切な)顧客か?」ということを考えることである。これを決め、明確にイメージすると、次々と様々な具体的な商品企画やサービスや販売戦略が浮かんでくるものだ。このケースはまさに顧客ターゲットをはっきりさせることにより、ビジネスが変わり、成功できるかといういい例である。

内子フレッシュパークからり

ビジネスという言葉から連想するのは、どうもスーツかなんか着て、きれいな会議室かなんかで商談し、何千万というお金が動く・・・・、そんなイメージをもちがちですが、本来はもっと泥臭いというか、日常生活の延長上にあるようなものである。ビジネスという考え方は、「価値のあるもの(顧客価値)をお金という対価を頂いて提供する」というものである。だから、ここでは敢えてビジネスマンと言わず商人という言い方をしたいが、商人はその価値のあるものを見出し、それを欲しい人への橋渡しをするものである。
 地方には、あるいは身の回りには実はある人にとってはすごく欲しいもの、価値のあるもの、手に入れたいものが結構あるものである。それを見つけ出し「商品」とし、営業するのである。内子フレッシュパークはまさにその「場」をつくったのである。この「場」のおかげで、田舎の農家の中にあった価値あるものが商品化され、流通し始めたのだ。何かビジネス、商業の基本である「価値ある交換」の姿がこの中に見える。ビジネスの価値は、必要な人に必要なものがいくように、お金を媒介として進めていく社会活動である。
  田舎の女性がこの道の駅という場を通し、さまざまなビジネスを発展させていくわけであるが、もちろんお金が入るという側面もある。しかし、何よりそこで働く人たちに笑顔がある。内子フレッシュパークの一人の女性が言っていたが「半分はお金、半分は楽しみ」と。これが、まさにビジネスの基本ではないかと感じる。生活のために働くが、それは半分。あとの半分はやはりビジネスを通し、自己実現したり、社会貢献したり、あるいはビジネスを通し人と交流したりという半分がある。これが人を幸せにするのだと思う。
  詳細は番組の中に出ていなかったが、内子フレッシュパークは様々なアイディアや工夫がなされている。また、新しいビジネスモデル、仕組みは大きく人を変化させる。道の駅という国が発案し始めた事業だが、これを軸に如何に地方の人たちがこの事業に魂を込め発展させるかにより、地方ビジネスの発展に大きな違いを生むような気がする。
 是非「半分はお金、半分は楽しみ」の精神をもって地方で様々なビジネスのアイディアを持つ人がそれを実現していくことを望む。

いろはMBAの復習

今回はマーケティングのSTPという話を思い出してほしいと思います。S=セグメンテーション、T=ターゲティング、P=ポジショニングです。セグメンテーションをして顧客を分け、その中のどの顧客に商品を提供するかを決めることは、競争の激しいビジネス環境においては大変重要です。
下記は、いろはMBAマーケティングのプログラムのテキストからの抜粋です。

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