【カンブリア宮殿】“激安もやし”で33年黒字!挑み続けた型破り経営

2014/05/08(木)放送

サラダコスモというもやしの販売で年商72億円、33年連続黒字という業績をあげている。ただ、サラダコスモの素晴らしさはこの業績にあるのではない。単に結果である。見るべきものは、中田社長のビジネスに対する真摯な志である。

社会のためのビジネス

中田社長は、今まで漂白剤を使っていたもやしを無漂白でつくる方法をつくり出し、売り出した。そのスタートは儲けの観点からではない。「漂白剤を使った食べ物は親戚に食べさせられるのか?」という疑問から始めたのである。中田社長が無添加・無漂白のもやしを始める前までは、見た目を良くするために漂白剤を使うのが当たり前であった。今聞くと「どうして?」と思うのだが、漂白剤を使う生産方法しか当時は考えられていなかった。最初は見た目の色が悪いため小売りでは避けられていたが、名古屋生協の受注をきっかけとして広まった。 その後10年の間に食の安全を重視する時代の流れとともに、もやしはすべて無添加・無漂白のものとなった。
中田社長が大切にしていたことは、儲かるから始めるということだけではなく、お客さんに自信のある食を届けるという責任感、使命感であった。だから、苦難にもめげず頑張ってこられたのだろう。

会社の危機に際して

1996年にO157の原因がカイワレ大根とされ、その生産を行っていたサラダコスモも経営の大きな危機に見舞われた。しかし、この危機に際しても「社員もパートも首にしない」という姿勢を中田社長は崩さなかった。結果、社員やパートの人たちは頑張って仕事に臨み、危機を乗り越えることができた。雇用に対する意識も中田社長は高かった。

さらなる発展

中田社長は5億円もの投資をしてパラグアイにもやしのもととなる緑豆をつくる土地を買い、その生産の実験を始めた。1000ヘクタールに及ぶ土地である。日系の農家の人たちと協力し、彼らの仕事をサポートし、そしてもちろん自社のもやしのさらなるクオリティーアップに向けてこの大きな挑戦を始めた。
決して若くはない中田社長であるが、いまだに挑戦する姿勢は衰えていない。このパラグアイの挑戦も決して成功が約束されているものではなく、まだまだ先は見えていない。しかし、中田社長は活き活きし、この挑戦を楽しんでいる。

今回のプログラムはサラダコスモという会社の話というよりは、まさに中田社長のビジネスの考え方にポイントがあると思う。ビジネス、それは、「人のためになる」という意味と、できそうにないことを成し遂げようと努力する挑戦の中に醍醐味がるということなのだろう。人生もビジネスも決して楽をする中に本当の歓びがあるのではなく、意味あることへの挑戦の中に質の高い、深みの中にあることを感じる。

いろはMBAの復習

企業は儲けを追求する組織だと考えている人が多いようだが、それは間違いである。企業活動のパワーは、その活動が意味(社会貢献)、そして、その活動に企業がロマンを感じ挑戦しようという意欲から生まれる。儲けは、その活動が順調に行っているかの指標である。指標を見ながらもちろんビジネス活動をするが、指標が目的となってしまったら本末転倒なのだ。
以下はいろはMBAのマネジメントプログラムからの抜粋です。

課題を解決する

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